ヒロ杉山/Hiro Sugiyama(アーティスト)

1962年、東京生まれ。
1986年東洋美術学校卒業後、湯村輝彦氏に師事。
1987年谷田一郎と近代芸術集団結成。
1997年エンライトメント設立、米津智之が参加。
以後、伝説のフリーペーパー「トラック」をNY、パリなど世界8都市に発信したり、村上隆キューレ−ションのスパーフラット展LAの参加、箭内道彦らと「風とバラッド」設立(2004)など、あらゆるジャンルを飛び越え、世界的に活躍している。
偶然の同窓会@E N L I G H T E N M E N T
代々木公園から蝉の鳴き声が風に乗って飛んできます。
汗をだらだらかくのは嫌いじゃない。
4月のインドネシアに負けんぐらい灼熱の文月東京。
東急線を乗り継ぎエンライトメントへ。

ヒロ杉山さんとは、2月に「12人の箭内道彦」というインタビューをさせて頂いた縁です。
しかも12人のうち、ヒロさんが撮影のトップバッター。
僕は上野毛駅前でとてもドキドキして、ガードレールにもたれながら手帳に「12人の箭内道彦に会いに行くロードムービー」みたいなことを呪文のように書きまくり、これから始まる旅のために気持ちを引き締める。
そして、エレベーターで上がってエンライトメントのドアを開けようとしたところ…
なんと僕らが来るのを知っていたかのように、自動ドアみたいにドアが開き2匹の犬が踊り場に出てきました。この偶然?の歓迎にちょっとだけ緊張がほぐれる。
その後、ヒロさんとお会いして、インタビュー開始。

言葉の間合いが、ちょうど風がすーうっと通れるぐらいの間合いで、とても穏やかに、ゆっくりと箭内さんと自分について話してくれました。そして、インタビューの時もなぜか犬が僕の膝の上に乗って顔をなめまくるなどちょっかいを出してくれて、緊張をほぐしてくれた。
箭内さんのモノの作り方を「コンセプチュアルアート」と言っていたヒロさんが、日本の若手アーティストの作品をどう見るのか?ぜひぜひ見せたかったんです。

作品を見て「売れるのかな?」とか「こういう作品を買ってくれる人が日本にも出てくればね」と言っていたヒロさん。彼らがこれから表現することで生きてゆくことができるような環境になれば、もっともっと胃がザワザワしてしまうものができるのだと思います。

そしてもっとも意外だったのは、ヒロさんが松本力さんと劇団をやっていたこと!!!
宇治野宗輝さんと今年すでにコラボっていたこと!!!
AALで、一方的に、そして偶然的に同窓会。
ヒロさん、かなりのダイナミックレンジの持ち主です。
詳しくは映像をご覧あれ。
収録も終わり、帰り支度。
玄関上がったときからなんとなく気づいてはいたけど、
帰り際に何言いたかったか思い出した。
「ヒロさん、今日犬いませんね」
「今日録音するから、うるさいかなーと思って連れてこなかった」
フィリップ・マーロウのように男らしくさりげないやさしさ。
ヒロさん、本当にいろいろありがとうございました!!
追伸:現在渋谷パルコパート1・6階のパルコファクトリーで開催中の「風とロック夏祭り」。
そこでヒロさんが心霊スポットで撮影したという映像が見れるそうです。
みなさん行ってみてくださいね!!!
