AAL058 BankART school「アートの伝え方」


今回は、4−5月の毎週木曜日に横浜のアートスペース、BankART studio NYKで僕らとNHKのデジスタでいつもお世話になっているNHK解説委員の中谷さんが行った「アートの伝え方」というクラスのこと&そこでみんなで作ったインタビュー映像の完成披露をここで行います!!

これまでのだいたいのことは、AALニュースでお伝えしてきました。ぜひご覧下さい。

第1回「アートの伝え方」概要
第2回〜画角と出会い頭と生っぽさ〜
第4回〜編集編〜
第5回〜メディアが伝えた鈴木康広〜
第6回〜インタビュー新3ヶ条〜
第7回〜実戦インタビュー・撮影編〜


さてさて最終回は、前回撮影したインタビューを編集します。もちろん3チームに分かれての作業するんですが、またまたここでスペシャルゲスト。
デジスタの編集をずっと一緒にやらせて頂いている編集マンの青木さんと、AALの幽霊部員?兼ディレクターの五十嵐が各チームで編集のサポート(Final Cutの操作とか)をしてくれることになりました。

 

五十嵐がAチーム、僕がBチーム、青木さんがCチームと、クジ引きでサポートするチームが決定。

編集スタート!!
それぞれのインタビューを3分以内にまとめ、発表まで行います。

まずは、それぞれのパソコンに取り込んでいた撮影したインタビュー映像を一通りみんなで見ます(聞きます)。時間が1週間空いたというのもあるんですが、撮影していた時とは、だいぶ印象が変わって見えるのが、映像の面白いところ。ちょっと客観的になってる分、撮影しているときは見えていなかったものがたくさん見えてきます。グッと来た言葉や、思わずにやけてしまう語り口。そんな印象に残った部分を記憶にとどめながらとりあえず見る。みなさんもかなり真剣です。

僕らサポーターはパソコンを操作しながら、何をしゃべっているのか、というのを、ノートに書き留めていきます。何分何秒に、どんなことをしゃべっているのか。作品のことなのか、生い立ちのことなのか、趣味なのか。とりあえず、頭に入ってきた言葉を紙に定着させていく。
探偵さながらの、ちょっとした事情聴取です。

その後、どういう筋道やテーマでそのインタビューをまとめて形にしていくか、という作戦会議をし、実際に絞り込む作業です。皆さん、Dについての話をFの前に持ってくるか後に持って来るか、はたまたDとFの間にMの話を挟むかで、話していることの印象が変わる、伝わるものが変わることにすごく驚いたことがとても印象的でした。そして、あ〜でもない、こ〜でもないとやっていると、あっという間に時間は過ぎ...

撮影したインタビューの素材は、アーティスト1人で15分ほど。各チーム45分もあり、2時間の授業の半分が、インタビューをもう一度聞くことで終わってしまいます。最初はなんとかなるかな〜と思っていたのですが、1時間で聞いて、40分でそれぞれ3分以内にまとめるのは、やはり無謀でした。

しかしそれでも、各チーム1つずつ完成!!

さあ、今日で授業は終わりなのに、あとの編集どうするか??
というわけで補講決定!

1週間後の同じ時間に、僕らの会社で行いました。横浜からだいぶ離れた渋谷の町に、どのくらい集まるのか...と思っていましたが、皆さん参加して下さいました!
会議室、フル稼働。

 

 

前回経験した甲斐あって、皆さん大分リラックスしている感じ。
その中にも真剣さが漂う、濃密な時間でした。

 

 


そして2時間後、もう1つのVTRが完成!!
全員一番大きい会議室に集まって、乾杯!!

そして上映が始まりました。

Aチームは、インタビューする前から撮影していたり、インタビューが終わってからもインタビューしてたり(3ヶ条:RECボタンを切らない)。その時に見せる岡本君や鈴木くんが見せる素の表情。黒ベースに質問テロップ。偶然なのか意図的なのか、カメラワークやフォーカス、画角も冴えてました。そして、五十嵐が編集の際に映像に載っけていたタイムコードというツールが貼ったまま... これも演出なのか?

岡本将徳インタビュー(5min)


鈴木康広インタビュー(3min30)

Bチームは、岡本君への質問を変えど変えど、無意識なのか、意図的なのか、なぜか本人は「切り絵の魅力」について話し続ける。「何度も同じことを聞く」の逆バージョン、「何度も同じことを聞かされる」。それではそれを逆手にとってみましょうか。

伏見再寧インタビュー(2min)


鈴木康広インタビュー(2min)


岡本将徳インタビュー(2min)

Cチームの別名、チーム・ぼーだー。ボーダーを着てる人が多いからなんだとか。というわけで、同じくボーダーを着ている鈴木くんと、アーティスト鈴木康広ならではの視点を結びつます。そして伏見くんには思わず悩みを打ち明けてしまったり... それに対して伏見くんが放った言葉にハッとします。

鈴木康広インタビュー(3min)


伏見再寧インタビュー(4min30)

3チームによる、3人のアーティストのいろんな魅力を引き出し、違ったテーマや演出で作った映像。そう、なんだって、まぐれだって、れっきとしたインタビューにとって無くてはならないもの。お互いに見て、なるほど!とうなずいたり、笑ってしまったり。

BankARTschool「アートの伝え方」。教えることの難しさ、伝えることの大変さを痛感しながら、いろんな発見があって、それがすべて宝物になりました。こういうことが初めての僕らを温かく迎え入れてくれた皆さんにとてもとても感謝しています。

毎週木曜日はすべて財産になりました。

そして忙しい合間を縫って駆けつけ、スペシャルゲストとしてお付き合いいただいた、鈴木くん、AC部、伏見くん、岡本くん、青木さん、五十嵐、長江さん。本当にありがとうございました。

また、撮影に来てくれた矢崎とヨッシーとポンタと峯崎さん、ありがとうございます。

そして、村上さん(補講の写真はすべて村上さんの撮影です)とBankARTの新野さん、とてもお世話になりました。

それでは、またどこかでやるときは、みなさんよろしくお願いいたします!
以上、「アートの伝え方」議事録?体験記?でした。


おまけ...

上映会の後は打ち上げの様相を呈しました。
写真をどうぞ。