AAL036


25年目にふさわしい豪華ラインナップ

久しぶりに、中断していたオランダの旅です。
今年でDEAFを主催しているV2が設立されて25年。それを祝うイベントが、ロッテルダム・マラソンの開催前日に街の中心にあるワールド・トレード・センターで行われました。

DEAFと言えばちょっとダーティで、タバコの吸い殻なんて関係なくて、ドリンクをサーブする兄ちゃんもねえちゃんもロック... というイメージなんですが、WTCのホールは、シックで落ち着いていて、ドリンクをサーブするのはみんな男で、パリッとのりのきいた白いシャツに黒いスラックスという感じで、ビールもグラスに注がれる...

ってどんな調子で音楽やんのかなーって思ってたら、アタウタナカさん率いるS.S.S.に始まり、池田亮二さん(撮影NGで紹介できないけど)、staalplaat、エドウィン... 3面スクリーンで囲まれたハコはもう電子音の飽和状態。ギュウギュウ詰めで汗かいて、いつもと変わらないDEAFというフェスティバルがありました。
やっぱりDEAFはいいよなあ。ロッテルダムが恋しい...


ゲストはリケット玲さん

久々のゲストです! ほんとに!イソノヨウコさんから紹介してもらったのは、同じのは2つ作らない、バッグデザイナーのリケット玲さん。ご自宅にお邪魔したんですが、とにかくよく笑って笑顔が似合う人! バックのことや、生地はどこで手に入れるのだとか、アートのことや人生のことや、青春とは何だとか、美味しい珈琲を飲みながら話をしました。最近僕、本業の方がバタバタしてるんですが、リケットさんと話してると、体も心も元気になって、ああやっぱりこうやってこれまで知らなかった人に出会うのって贅沢よねえと、秋空の下、バスを待ってる間にしみじみしたのでした。

人生に悩んでいる時に見て欲しい、スキポール空港から始まるオランダトリップ。Mouse on Marsはこのイベントの最後でした。ね、みんないい感じでしょ?

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前回の教会パフォーマンスで紹介したアタウさんの別ユニット。アタウさんが腕につけているのはBioMuseといって、筋肉の収縮を読みとり、Max/Mspのプログラムで音楽を奏でるというやつ。テルミンを操るのはローレンさん。で、セシルさんが Ultrasound sensorsなるものを使って映像をライブで作り出す。これは、超音波を使って、センサーと彼女の手の距離に従って映像が変化する。

S.S.S. -Sensors_Sonics_Sights- ホームページ

http://www.xmira.com/sss/

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「ベルリンの旅」でレコードショップも取材し、すでにAALファミリーとなったstaalplaat soundsystemのYOKOMONO。
FMアンテナ搭載の赤いフォルクス・ワーゲンのミニカーがレコードの上をぐるぐる回る。ミニカーは乾電池の残量により走る速度が遅くなっていき、それによりFMの周波数も変わっていく。2人はレコードを変えたりして、偶然と必然の間でパフォーマンス行う。
個人的には、アルスの方が空間としてよかったな...

staalplaat soundsystem ホームページ

http://www.staalplaat.com/

作品を見る

まだ紹介できていないけれど、こちらもAALファミリーのエドウィン。
とにかく、大音響でレーザーをハコ中に打ちまくる。レーザーを人混みの中で浴びてると、あたまがフワフワしてくる。快感なのかさえ分からない状況を作る凄いパフォーマンスです。
次回は、僕らAALが昔から仲のいい、エドウィンとマルニクスを紹介します。

Edwin van der Hiede ホームページ

http://www.evdh.net/lsp/index.html

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2004年、アルス・エレクトロニカが25周年を迎えたけれど、「25」というのは、こういう世界で大きな意味を持つ節目なのかもしれません。しかもアルスと違ってV2はずっとアレックスがやっていて、しかも現場レベルでDEAFに携わっている。それで25年というのは、テクノロジーの進歩と人間の表現を繋ぐこの世界のことに最前線で触れてきたということになるんだとおもいます。

これからの25年、V2とアレックスはどこへ向かおうとしているのか、とてもワクワクします。でもいつ終わるか分からない危うさもなんとなく感じるDEAF(そこが好きなのだけれど)。とりあえず、今度のDEAFも相も変わらずロックでカッコよく、眠気が吹き飛ぶようなものを毎日夜な夜な見せて欲しい。2年に1度のフェスティバルやけど、べつに何年でも待ちます。今回も3年待ったし...

今回の25周年記念、本当に雰囲気もライブも全て良かった。参加したアーティスト全員の「おめでとう」という気持ちも伝わってきた、ロッテルダムの夜でした。