AAL025 staalplaat soundsystem


会いたいに人に会いに行く

 今週はベルリンを拠点にヨーロッパで活躍しまくっているアーティスト、staalplaat soundsystemを紹介します。僕もこれまでにいろんなサウンドアート、サウンドインスタレーション、サウンドパフォーマンスを見てきたけど、YOKOMONOのライブをアルスで見た時、鳥肌が立ち、ベルリンで会ってみたいと思いました。

 Jan(ヤン)は、オランダ人でレコードレーベルstaalplaatの創設者、soundsystemのリーダー的存在。Carsten(カーステン)は、東ドイツ生まれで、バルト海沿岸の町Stralsundでアートフェスティバルをオーガナイズしてきたアーティストでもある。ことしはベルリンで行われるそうです。行きたいな...


Plofile

 2000年にGeert-Jan Hobijn、Carsten Stabenow、Carlo Crovatoで結成。これまでに、メディアアートとテクノ、ノイズなどの音楽を融合した作品を発表。
 ヤンは、1982年より音楽レーベル「staalplaat」を立ち上げている。カーステンはstaalplaatでの活動の他に、メディアアートフェスティバル「Festival garage」を1997年に立ち上げる(今年は10周年)。今年は6月か7月にベルリンで行われる予定。
 Carlo (カルロ)には会っていないけど、ソロアーティストとして活動しているらしい。


久方ぶりのゲストです

 帽子作家のスソさんから途絶えていたゲストの種、復活です。スソさんと大学時代からの親友、グラフィックの世界で活躍するアートディレクターのみやはらたかおさんを訪ねました。
 話しているとみやはらさんは熊本の人吉の出身だと言うことが判明。僕のふるさと都城から目と鼻くその先なんです。人吉の加久藤峠には長いループ橋があるんやけど、みやはらさんに会って、久しぶりにその存在を思い出しました。

...ゲストの紹介は AAL025 ゲストな人

 去年のアルス・エレクトロニカ、デジタル・ミュージック部門にstaalplaatのYOKOMONOが入選。
 部屋の中央にFMアンテナ搭載の赤いフォルクス・ワーゲンのミニカーが4台、レコードの上をぐるぐる回り、4方の壁に使い古されたラジカセが無数にぶら下がっていて、ワーゲンがこすったノイズを出している。ミニカーは乾電池の残量により走る速度が遅くなっていくのだが、それによりFMの周波数も変わっていく。鑑賞者がワーゲンとラジオの間を動くと波長が微妙に変化する。
 中に入るとノイズの海に放り出されたよう。壁から溢れ出るノイズに人の気配が呑み込まれ、デジタルとアナログのハーモニーに心地よさを感じてしまう。

 去年のアルスのハイライト。air artlog的に栄誉あるゴールデンニカをあげたい。
 意図的なアクションに偶然性が入ることによってダイナミック空間が作り上げられます。ヤンもカーステンも、偶然性と対峙している... これ見て、「ベルリンで取材したい」と思ったんです。

 ベルリンのstaalplaatのショップで過去作品の映像を見せてもらいました。身の回りのありふれたものを使いながら、そこに偶然性を介在させ、これまでにないサウンドスペースを作り上げるのが彼らのクリエイティブ汁が出ているところだと思う。

1“The Ultrasound of Therapy”「骨伝音」の装置がクール。

2“Floating Islands”は空き瓶の笛が作り出す「風の音楽」。
 レム・コールハース(Rem Koolhaas)率いるロッテルダムのOMAが設計したオランダ大使館(2004年完成)のオープニング時にシュプレー川に設置されました。

1“Weis 104”
 なんと104個もの洗濯機を使っています。

2“Happy Metal”
 空き店舗に扇風機とか掃除機とか調理ミキサーとか、動かしたら音が出てしまう電気機器の大合唱... 迫力ありそうです。

3“YOKOMONO”
 オランダでやったときの模様。こっちの展示の方が断然いい。

 これからYOKOMONOはどうなっていくのか? Staalplaatの音楽へのアプローチとは一体どういうものなのか?語ってくれます。